夏草の草原の何処で　風たちは生まれるのだろう？
澄み渡る大空の何処へ　あの雲は消えて行くのだろう？
あやふやな青春の何処で　哀しみは目覚めるのだろう？
見つめ合う心の何処で　愛は芽生えるのだろう？

真っ直ぐに空を分かつ　白い飛行機雲　高く
優しげな友達みたいに　この肩包みこむ孤独　深く

思い出よ　遠い記憶よ　幼い日の涙よ
誰かの背で聴いた　歌の調べよ
差し伸べたこの手とって　知らない世界へ導いてみせて
あ～答えの無い旅へ　まだ見ぬ誰かとめぐり逢うため
あ～標（しるべ）の無いこの旅を　いま
　　　♪～
闇に迷う時も　冷えた手をつなぎ　互いのすべてを求め合いたい
罪も過ちも　痛みも望みも　命のすべてを分かち合い・・・ああ～

　　　♪～

麗しいこの星で何故に　争いは続くのだろう？
通り過ぎる季節は何故に　儚げに色づくのだろう？
移ろい行く時代の何処で　真実は何故ゆがむのだろう？
不確かな心の何処に　愛は息づくのだろう？

北国へ急ぐ鳥の　風に光る翼　剛く（つよく）
愛しげに仲間同士で　寄り添いもつれ合う姿　甘く

淋しさよ　セピアの夢よ　焼き捨てた日記よ
戻らぬ日々染めゆく　夕日の色よ
差し伸べたこの手とって　まぶしい世界へ導いてみせて
あ～答えの無い旅へ　何時か誰かと　歩き出すため
あ～標（しるべ）の無いこの旅を　いま　　　
　　　♪～
暗闇は　遠い明日（あす）への道
すれ違う誰かの温もりに　触れて気付く孤独の意味
何時か出逢うひとよ　待ってて・・・