青天に揺らいだ憧憬
雲間に呑まれては
今日も変わり映えしない日々でさ
足踏みのまま

高架下の凪いだ青と
浮かぶ白線をさ
僕は気が付くと部屋を飛び出て
追いかけていた

未完成な地図を手に取って
走り出した僕は
昨日の自分を超えてさあ
あの青空の方へ

行こう
あの雲の先の世界にさ
終わらない地図の完成を
待つのはもうやめだ！

いつも無理不可能って言ってさ
やりたいことに蓋した
理由付けの日々にサヨナラしよう！
いつかあの雲の先
追いかけて行けばさあ
あの快晴に行けるかなぁ

空想で描いた情景
浮かんでは消えてく
今はただあの白線を目指して
走って行こう

涼風を受けて前に
流れる青の匂い
未だ先の見えない行く末に
胸躍らせた

いつか後ろを振り返ってみた時に
これでよかったなんて思えたらさ
それでいいんじゃないか
どこに着こうとも

行こう
あの雲の先の世界へさ
届くか届かないなんて
分かりはしないけど

それでも手を伸ばしてみたい
なんてことを思って飛び出したんだから今は
前を向こう！
いつかあの雲の先
追いかけて行けばさあ
あの快晴に行けるはずさ

またこの感情を反芻してさ
少しずつ埋まってきた地図を
握りしめてさほら
また進むんだ

行こう
あの雲の先の世界へさ
ただ青い空に揺らいだ
憧憬を目指して

まだまだ足りないことだらけ
回り道もするだろう
でも確かに少しずつ近づいてゆく
自分の力で進んだ
軌跡はいつしかさぁ
あの快晴に続くはずさ

続いていく