S'
歌にしようと思った
だけど何もなかった
A
言葉紡ぐ僕が歌う君が笑うそれだけ
それが欲しく選んだ 私の声選んだ
甘く苦い言葉 紡ぐ音の旋律
B
だけど掬い上げるたびに
言葉は色を消して
指の隙間から零れる
輝いてた物たち
S
歌にしようと思った
だけど何もなかった
溢れる言葉注いでも
壊れた私に音は溜まらない
C
壊れ潰れひしゃげ汚れ
踏まれ消され忘れられて
まだ歌いたい紡ぎたい
言葉もらえぬ人形
S"
昨日消した言葉は
今日に何を残した?
明日紡ぐ歌は
君に何を与えた?
いつかまた思い出す
これは呪われた歌
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