勿忘草とエルドラド
I
遠く翳る山の彼方に
貴女は何を見ているの
エルドラドの影に取り憑かれて
私を残してどこへ行く
あの日あの時貴女は私を見つめてこう言った
エルドラドの存在を疑うこともなく
「私をどうか信じて此処で待ってておくれよ
必ず君を幸せにしてみせるから」
「バカな貴女のことよどうせ道すがらで
寂しくなって戻ってくるに決まってるわ」
「「だから」」
勿忘草を一つ 貴女の鞄に
悲しみの涙を くちづけで塞いで
II
遠く陰る空の彼方で
貴女も同じ夕日を見ているの?
エルドラドの影に取り憑かれた
貴女を想って空を見る
貴女は今何を思って空を見てるの?
誰かを置いて得られる幸せなんて
部屋の隅に積まれたお古の鞄を掴み
見よう見まねで支度をし家を飛び出した!
勿忘草は誓い 貴女と私の
たとえ遠くにいても 見つけられるように
勿忘草は誓い 貴女と私の
遠く翳るエルドラド 迎えにゆくから!
(勿忘草は 貴女と私の)
(遠く翳るエルドラドの背を追って!)
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