舞い落ちる雪に紛れ
夜の闇に射すひとつの光
空いっぱい広がって
星の光かき消す
お互い夢を追い背中合わせ
曇りゆく二人の表情
君も思い出しているのだろうか・・・?
戻れない日々を
同じ気持ちで流す涙は
不思議と別の場所に落ちて
遠ざかってくこの距離を
意地悪く物語る
冷たい雪に二人包まれ
共に見上げたあの満月
時を越えて今 君に光よ降り注げ・・・
心地よい夢の中に
わざと忘れてきた甘い記憶
たとえ嘘でもいいから
温もりを感じていたい
「いつかは僕らも離れるのかな・・・」
凍えて掠れる声を
君は聞こえていないフリをしていた
不安に包まれ
過ぎ行く時間に
涙がキミの無垢な瞳を濡らすけれど
君にかける言葉(やさしさ)が
ひとつも見つからない
先の見えない暗い夜空に
願いを懸けたあの三日月
肩に積もる粉雪に
二人震えていたね・・・
冷たい風の中に佇み
一人探したあの新月
「愛してる」ともう一度君に伝えてもいい?
いつまで待てば
君と再びこんな風に会えるのだろうか・・・?
夢で会えたことさえも
愛しさと甘さを覚え
孤独な二人寄り添い合って
確かに歴史があったこと
どんな日でも月だけは真実を見ていた
00:00 / 05:39
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想