『シャドウゲーム』


腐敗の箱庭　白と黒の淵
捨て駒のチェスから奪う選別は
采配の手管　王座はすし詰め
溶け出す罪悪を踏み躙って go-away

狩るか飼われるかでも
背後を盗れば僕の番さ
首に賭けられた運命（さだめ）　逆手に取り笑え

見せしめ今日のお代は一つの缶の中
迫るカウント　転がり出す
悪戯な鬼が騎士（ナイト）気取りで嘘吐き
空回りの盤上から何を見た


熟した沈黙　相殺の相似
進める棋譜捩れ終わる反則は
塗り変わる功も　煽情虚しく
引き出す愛憎を掻き回して　run-away

数え終わらない目を
無意味に拾い蹴落とすのさ
もう終わりにしよう　意味の無い探り合い

ぐらつく視界次第で闇をも閉じ込めて
何の為かも解らなくなる
天才な馬鹿が知らずに割り込み
まだ終わらない行方の下で何を哭いた


重ねた口の嘘
闇に沈んで消えた

溶け出す白とか黒とかどうでもいいセカイ
混じる快楽に潜む真実（リアル）
これで終わりだ　下らぬ shadow game
僕ら一つに重なる　今

視界の先から　此処から落ちていく
泥に呑まれ沈む駒の夢
愚劣な神様　わざわざ追い付き
終わりの無いこのゲームの行方は
朽ちる王座　僕と君で　崩れていく