そういつだって掠りもせずに
私の言(こと)を柔らかく拒絶して
でも優しさとほんの少しの
痛みをくれるから
いなくては足りなくて
話さなくても大丈夫
その存在が確かであれば
穏やかな気持ちでいられた
たまにふってくる言葉と
君の好きな音楽
何度も強く揺さぶられて
隠した気持ちが揺り起こされる
いつだって特に意味はなくて
私のむくれ顔を見て笑うだけ
そうおもちゃくらいの扱いさ
まだ子供すぎてたまに泣きたくなる
背伸びは滑稽過ぎるかな
来月はどこにいる
次の行方をも知りはせず
ただ気紛れな君の便りだけ
舞い込むようにと窓を開け
君の真意がわからなくなって
射抜くような視線が
片言の想いを震わせてく
冷ました傍から熱を灯してく
いつだって掠るのも許さず
私の恋を明確に拒絶して
ただぬるく切ない温度の世界で
二人ガラス越しに笑い合って
想いは唇で消える
好きだよと呟いてみたなら
君はどんな顔をするのだろうね
壊したくないだなんて とっくに
破裂しそうな程に滲んでた
夕焼けにも似た恋心
言葉にできぬまま沈み行く
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