哀を秘めた芽がひだまりの中で咲う
廃れた更地で逃げ出した鋭い目も
広げて呆れる爽やかな匂いの中
離れて映った果てそうな僕の姿
歩いて目指した程遠いフィルムの世界
別れの季節に贈られてたひと束は
悩んで名付けた綺麗で小さな生命と
共に還して
全て埋められなかった絵と
誤った作り方の焦げ付いた唄の海も
掻き傷で儚くしたけど
誰かが添えた枯れない記憶
咲きかけた地味なこの花
気づかないように 昨日に消えてくの
(嗚呼 光って終わるこの微かな未来
暗がりに咲いた花 乾いた色
歪んだ夢の続き僅かな音もない
痛い 痛い)
足元で消えた凍ついた氷の肌
嫌って嘲た嗅ぎ慣れた煙はもう
鐘が落ちたような騒がしい君の笑い声
闇に飲まれて往く
(Are you indifferent? Are you indifferent about yourself?
そうです大正解! 先ない価値ない不甲斐ない
誰だってそうじゃない? なんで塞いでんだって? くだらない
変えたい全て壊したい 息絶えてんだって伝えたい
最低?憂い悲しみも嫌い 嫌い 嫌い)
消えていた香り 溢れた雫
言いかけた「派手じゃないかな?」
失ったもの 崩れないように 全て
変わらぬ愛を手向けた想い蘇る
朽ちていた細い葉も
風に吹かれて 彼方に消えて行く
泣いていた過去もあなたの瞹も超えて
(嗚呼 嘆いた世界 もう知らない感情揺らいだ死も
悩んで下した意も 居ない 居ない)
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