朽ちて華は呪い
過ぎた季節、静かに数え
永い夜に雫は憂う
瞳の裏にたゆたう
落ちゆく華のひとひらよ
永久のように夢のように ほら 世界廻る
無情に生きている ただ 無意味に
無差別に無秩序に この 生を分かつ
祈りは届かない それ 虚しい
何も感じずに 温もりさえ
手放してしまう 愚かさ
青い写真、燃えて朽ちゆく
望む未来、奪い去られた
失くしたもの、いつの日も
胸の奥でそっとうごめく
あがいても意味などない もう 分かっている
それでも握りしめ 今 もがいた
振り上げた思いの丈 でも 震えていた
弱い自分の声 その 虚しさ
幻に消えた 最期の華
忘れ去られてく
現さえ枯れた 命の華
残されて見えた 終わりが
現でも幻でも ほら 世界廻る
無用の姿なら ただ ありふれ
寂しさや悲しささえ 今 溢れ出した
呪いのようにほら ほら 今に生きる
今、ただ、いま……
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