箱入り姫の君はいつも裸足で眠っていた

あどけない顔の王子の僕は君に黒い靴を履かせた

真っ白い床の上で君と僕は手を繋いだ

この時間だけは小さな舞踏会 

僕らは廻った

まだリードが下手だけとそれでも練習するよ

何度も同じステップを踏んで覚えるんだ

君の靴がいつもボロボロになってしまうけれど

その時は僕がまた新しく履かせてあげるから

君と僕とが踊った軌跡が

鳥になって

花になって

木となり

葉となり

森となる

君の体が縮まっていく内に

僕の体は大きくなっている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

詩「pencil」

詩を上げていこうかと…… 元々書いていた詩なので大目に見て下さい

閲覧数:154

投稿日:2015/03/03 23:50:34

文字数:245文字

カテゴリ:その他

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