(1A)
「次に桜の花が咲く頃
ここでまた会おう」
と君は言った

不意につむじ風が
吹く度に
君の香りを
感じた
気がしたよ

(1B)
信じるままに
一人きり
歩く道には朧月

そっと見上げた
この瞳は
黒く深く染まる

(1A')
胸に込み上げてくる想いが
溢れ溶けて滲む

優しく見つめてた
眼差しは
今は何処へ
向けられてる?


海辺で
拾ったガラスの瓶に
願いを詰め込んで放り投げた

遠く波しぶきに連れられて
君の元へと
届けばいいのに

(1B')
空の青さに
霞んで
しまうほど

灰に煤けた
小さな
勇気さ

寂しくても
立ち止まらず
歩いてるよ

一歩ずつ
一歩ずつ

(1S)
新たな季節が
それぞれの色へ
景色を染め上げ
彩りを散りばめてく

できることなら
今すぐ
この身ひとつ

夏も秋も冬も越えて
愛し君の元へ

(C)
決して褪せることなく煌く
過去と現在[いま]を繋ぐ記憶が

遠く遠く離れた二人の
小指の先結ぶ

(2S)
新たな季節が
光を集めて
景色を塗り替え
輝きがまた増してく

できることなら
今すぐ
この身ひとつ

朝も昼も夜も超えて
愛し君の元へ

(D)
放て
降り積もった
切なさを

歌え
溢れてくる
ときめきを

響け
君のための
恋唄よ

届け
止め処のない
愛しみよ

芽吹く
花草木が
告げている

春の
訪れを
称えている

ずっと
待ちわびてた
ぬくもりが

やっと
もうすぐそこに
あるから

揺れる桜吹雪
その先に...



~かな詞~

(1A)
「つぎにさくらのはながさくころ
ここでまたあおう」
ときみはいった

ふいにつむじかぜが
ふくたびに
きみのかおりを
かんじた
きがしたよ

(1B)
しんじるままに
ひとりきり
あるくみちにはおぼろづき

そっとみあげた
このひとみは
くろくふかくそまる

(1A')
むねにこみあげてくるおもいが
あふれとけてにじむ

やさしくみつめてた
まなざしは
いまはどこへ
むけられてる?


うみべで
ひろったがらすのびんに
ねがいをつめこんでほうりなげた

とおくなみしぶきにつれられて
きみのもとへと
とどけばいいのに

(1B')
そらのあおさに
かすんで
しまうほど

はいにすすけた
ちいさな
ゆうきさ

さびしくても
たちとまらず
あるいてるよ
いっぽずつ
いっぽずつ

(1S)
あらたなきせつが
それぞれのいろへ
けしきをそめあげ
いろどりをちりばめてく

できることなら
いますぐ
このみひとつ

なつもあきもふゆもこえて
いとしきみのもとへ

(C)
けっしてあせることなくきらめく
かこといまをつなぐきおくが

とおくとおくはなれたふたりの
こゆびのさきむすぶ

(2S)
あらたなきせつが
ひかりをあつめて
けしきをぬりかえ
かがやきがまたましてく

できることなら
いますぐ
このみひとつ

あさもひるもよるもこえて
いとしきみのもとへ

(D)
はなて
ふりつもった
せつなさを

うたえ
あふれてくる
ときめきを

ひびけ
きみのための
こいうたよ

とどけ
とめどのない
いとしみよ

めぶく
はなくさきが
つげている

はるの
おとずれを
たたえている

ずっと
まちわびてた
ぬくもりが

やっと
もうすぐそこに
あるから

ゆれるさくらふぶき
そのさきに...

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【桜吹雪のその先に...】~落選作詞~

イロドリ。さんの歌詞募集に
応募させて頂きました。
http://piapro.jp/t/aDQo

-桜吹雪の先に、待ちわびた君がいる。

閲覧数:115

投稿日:2014/03/15 16:45:37

文字数:1,412文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました