君の傍には僕がいるって
伝えられたら良いのになぁ
口下手の口を吐いて出るコトバは
意味のない、空気ばかりだ。




「大切なヒトが遠くへ行ってしまった」
うずくまって、君は悲しそう
僕は何もできなくて、できなくて
君を笑わせようと必死だったんだ


思えば僕はいつもそう
大切なヒトの道化師だ
悲しい顔が嫌だから
笑ってほしかった、だから。


君の傍には僕がいるって
伝えられたら良いのになぁ
口下手な口から漏れるのは
くだらない冗談ばかりで。


辛いなら笑わなくて良いよって
伝えられたら良いのになぁ
口下手な僕はどうしても
愛想笑いだけを浮かべてしまう。




悲しいこと、慣れなくて良いよ
忘れることは罪ではないよ
明日は突然消えていくから


「生きている限りは」




久しぶりに夢を見た
僕の大切なヒトもまた
空へ還った日の夢だ

幼い僕には理解できず
ただただそれが、怖かった


怖かったんだ。




だから悲しむことをやめないで
コトバにすると陳腐だね
歌に乗せたら届くかな?
優しい君へ、ただひとつ。


君の傍には僕がいるって
伝えられたら良いのになぁ
口下手な口からぽろり
零れた涙はだれのもの?


いつもの君を待ってるよって
伝えたら苦しめてしまうかなぁ
口下手な僕は何ひとつ
君の為にならない、だけど


君の傍にずっといるからって
伝えたいんだよ、ねえ、聞いて!
口下手な口を吐いて出るのは
そんなコトバなのかもね。




意味のない空気だって
くだらない冗談だって
愛想笑いだって
零れた涙だって、だって。


君を想う僕の感情だって
伝えられたら良いのになぁ
口下手な僕のコトバが
君を笑顔に出来たら良いなぁ




そんな日を、ずっと待ってるよ。




 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

生きている限りは。

 


口下手な僕から、君へ。
たったひとつの、手紙。



 

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投稿日:2013/07/01 10:53:52

文字数:759文字

カテゴリ:歌詞

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