黒い箱の中で鎖の様に連なる世界
繰り返した悠久の旅路
数多の記憶を残して消えた者たちに
奏でる誓いの調べ
月の花は独り咲き 言の葉を空に並べ
掌の上で揺らめく陽炎の向こうに映る
かつての同胞(はらから)の残滓
彷徨える幻に捧ぐ御魂鎮め唄う詩
水無の地を傍に響く弔いの宴
嗚呼 星の散り際の如く煌めかせ
時の流れが統べる籠の隣で
必衰の理から外れた存在
観たすべてを認(したた)める宿命
幾多の想い出とともに記した軌跡は
光と重なり一枚の葉になる
永遠の花は空に舞い その身を流れにのせて
静寂(しじま)に深く閉じ込めた輝きを夢見る
砂と岩の地平線を巡る
風に寄り添う旋律の主は御魂送る鐘の音
ひとつ花びら散る度
自分自身の儚さを知る
ひとつ此の葉が落ちる度
背負って来た道のりの重さに
ふとこぼれてゆく涙
不滅と引き換えに解き放たれてゆく欠片
嗚呼 明日の世界へ届くと信じてる
月花乱舞
Sinsyの謡子さんに歌ってもらいました。dkdkです。
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