A
出会えたこと奇跡だと思うの
触れ合えたの例え一瞬でも
言葉よりも速く流れるから
掴まえたい遠く遥かな今を

B
始まりがいつだったかなんて誰が知ってるだろう
記憶の中に笑う君の姿も見えない

S
失われた時の中で
描いた魔法の続きを
言葉の欠片拾い集め
僕は泣いていたんだろう

A
淡い御伽噺(おとぎばなし)は永久(とわ)の間(ま)で
繰り返すの例え偽りでも
信じきった未来は束の間に
崩れてくの涙の歌をのせて

B
"どちらか一つだけ選べるとしたら"
僕の答えは
叶わない夢疑いもせずに手を伸ばした

S
世界の片隅の奇跡
刹那に灯った光は
僕がいたことの証明を
君に巡り合えた意味を

C
ひとつふたつまた
泡に変えてゆく
行く宛てのないドラマを

思い出すたびに
泣きたくなるのは
他の誰にでもなくて
君に届けたいから

S
失われた時の中で
描いた魔法の続きを
言葉の欠片拾い集め
僕は泣いていたんだろう

失われた時の中で
描いた魔法の続きは
音のない声と溶け合って
恋の名前呼んだ