そして揺らげ夜空の水面
いつか願ったオーロラへ翳す
遠く遠く旅立つ君へ
いつまでも祈っている
携えたランプ越し
燈って消えてゆく色素は
透明なままでいいと
静かに今 歌う
花火を合図に僕らは走った
「明日のため」なら今日はきっと無為だ
鼻孔をくすぐる煙に隠して
七色の星を宇宙へ投げよう
そして光れ僕らの雲間
いつか願ったオーロラを飾る
遠く遠く旅立つ君に
いつまでも見えるように
熱に浮くランプ越し
光って浮かんでく色素は
空っぽなままの僕を
貫きただ 踊る
世界を踏み付け僕らは走った
「誰かのため」なら皆独りぼっちだ
視界で泳いだ煙を照らして
七色の星が夜空に描くよ
そして揺らげ夜空の水面
いつか願ったオーロラをここへ
遠く遠く旅立つ君が
いつまでも迷わぬように
誰しもが足掻いて壊れて行く
刻めない真夜中の祈りさえ
この先を生きても出会えない
その解を僕だけは裏切るよ
そして光れ僕らの形見
いつか願ったオーロラを共に
遠く遠く旅立つ君も
きっとまだ見えていると
00:00 / 05:39
ご意見・ご感想