夏の雨 凍える身体
褪せた緑は影で覆われて
何もない 両手は嘘つき
頬を伝うのはきっと涙じゃない

偽の仮面 剥がれて落ちて
転がる傘は何も守れない
嘆く君の 言葉は虚しく
「ごめん」は全て雨の音に消えた

「さようなら。お元気で」
暗い昼下がり 君の言葉はそれだけで
最後はお互いの顔すら見れなくて
夏の雨音 距離は遠くて
僕の願いを どうか忘れて

落ちる木の葉 嫌いな季節 
風は笑う影すらできず
一人で歩く 二人の道を
君はもう既に遠くて届かない

埋めた顔に 見えるは白
染み込むのは 暖かい吐息
変わらないのは 歩く距離だけ
ずっとずっと 僕はここにいる

「久しぶり 元気だった?」
白い夕暮れ 君はそこに立っていて
「どうして」とマフラーに埋めた顔を見て
肩は震えて 自虐の海へ
でも君の目は 僕から離れない

初めから そう初めから
二人の願いは何も変わっていなかった
冬の景色 影は二つ
夏の景色 君は笑う
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏の雨、冬の影

夏に別れた恋人が冬に再開するお話。

処女作です。

まりも@廃人ひゃっふいwwwさんに提供しました!ありがとうございます。

閲覧数:413

投稿日:2013/09/18 16:04:11

文字数:415文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました