錆びてく素肌に ミルク色のペンキが落ちて
鉄柵とぼくとの境界 ぼやけてゆくね

屋上のバケツに 流れ星 落ちるのを待って
乾かない空気に ひとつだけ 嘘をわたした

叫びたいことばは 蜜に沈めて
あてのない夢には いつかの海で


はぐれたクジラが 唄う夜は 窓をあけて
ふみつけたシーツに ソーダの色 ひろがってゆく

二度目の季節は きみと分けた 線香花火
8月のカゲロウ (また)飛び立つように

話したいことばは キスにかくして
明日が晴れなら 地図を繋いで


朽ちかけた港に つくりかけの暗号 とどけて
虹色の螺旋 どこへ つれてゆく


話したいことばは キスにかくして
明日が晴れなら 地図を繋いで

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  • 非営利目的に限ります
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虹わたる 螺旋

閲覧数:361

投稿日:2021/09/07 23:30:18

文字数:307文字

カテゴリ:歌詞

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