眺めた指先が
ほんのり冷たくて
すこし触れたことが
怖くて仕方なくて

綺麗なビー玉がひとつ
転がって見えなくなった

ああふわりと薫る
夏の残り香を濁して
遥かに消えてったきみを
掴もうと手を伸ばした

傾けた感傷と
あり余る感情と
あの日熟れた恋が
いつまでも切なくて

しゅわりとソーダに滲む
横顔を見ていたかった

ああ微かに揺れる
夏の足音を逃がして
遠くで溶けだした恋を
隠そうと鍵をかけた

ああふわりと薫る
あの夏の日を濁して

ああふわりと薫る
夏の残り香を濁して
遥かに消えてったきみを
掴もうと手を伸ばした

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夏の残り香

ほらりと散った、あの花のように。

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投稿日:2015/10/12 16:50:16

文字数:264文字

カテゴリ:歌詞

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