気がつけばいつも
私の左側を歩いていたね
大人に近づくに連れて
伸びた背 大きな手 低い声に
置いて行かれた気がした


友達以上の存在だけど
恋人の響きは似合わなかった
近いようで遠い距離に
戸惑ったあの日が蘇る


春は同じ桜を見て
夏は一緒に花火して
巡る季節と想いは
大切すぎる宝物だった
逆さに回りだした時計の針は
まだ止まることを知らない


人間の持つ感情と
人と人の関係や立場は
いつも上手く交わらず
霞んだ背中 遠ざかる想い 涙と共に
誰かの頬を濡らした


あなたの好きと私の好きを
足したりかけたりしたとしても
それは恋とは呼べないでしょう
ただの"幼なじみ"なのだから


秋は同じ紅葉眺め
冬は一緒に雪合戦
こうして一年が過ぎ
私たちには羽根が生えるだろう
いつか飛び立つその日が来たら
時計の針も元に戻るよ


進むべき道違えども
同じ空の下 風を感じれば
あなたの残り香が微かで


またあなたの夢を見たんだ
無邪気な頃の私たち
壁に貼られている写真は
空に寄りかかり笑う二人の影
時計が示すは午後四時頃
私はアルバムをゆっくり閉じた


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

season

幼なじみへの気持ちと思い出を振り返っている…という感じでかきました。曲をつけて下さる方募集してます。

閲覧数:88

投稿日:2012/03/10 00:12:52

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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