錆付いた時計の針は 止め処無く過去を消し
大切にしてたモノさえ 明日には忘れ 無くしてゆくの


共に歩んだ親友と 出会った場所はどこですか
愛する人を励ました あの日の言葉 何でした

積み重ねてく出来事が 上書きされる儚さと
剥がれる日々の思い出に 不意を衝かれて涙した

もしも願いが叶うなら この記憶永遠に
抱きしめたまま 居れたりするのかなって思えた

溜め込んだ気持ちの波は 堰を切り流れ出し
大切な人の面影 私から奪い 壊してゆくの


傍に居るのが当然で 空気の様に感じてた
本当に透いた瞬間に 失う痛み気が付いた

近い距離ほど過信して 曖昧に片付けた
帰ること無い昨日に叫んでも 響かない

寂寞を感じる前に 胸の内示さなきゃ
大切と想う感情 目の前で伝えられなくなるの



錆付いた時計は今も 未来見て進んでる
ヒトは無理に過去を振り返り 自分自身を傷つける


焼き付いた記憶の欠片 ツラサだけだとしても
空の果て光るあなたが 全てなんだと信じ遺してゆくの