【暗闇の舞踏会】
視界を阻む豪奢な仮面 その場限りの言葉を紡いで
退屈しのぎ挨拶交わす 辺りに蔓延る嘘の塊
窓打つ雨音 時折嘶く空
貴方の姿を映し出す時を願い続けよう
口元に笑みと魅惑を残し誘う視線をかわしてゆけば
真紅色染まる輝きの中 騒めく心に差し込む光
酔いしれる宴まだまだ続く 招かざる時が過ぎてゆくまで
月の無い夜に寂しさ募る 暗闇の舞踏会
濡れた硝子に虚ろな仮面 指先を滑らせ触れた頬は
温もりの無い冷めた感触 滴り落ちる涙色
肌刺す雨粒 明滅する街灯
貴方の姿と溢れ出す笑顔忘れはしない
消えない灯胸に抱えて靄の只中を駆け抜けてゆく
響き続けている幕間メロディ 始まり告げるまで
酔いしれる宴まだまだ続く 招かざる時が過ぎてゆくまで
月の無い夜に寂しさ募る 闇の籠の中で
月の無い夜の駆け引きは続く 暗闇の舞踏会
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