朝の靄が蒸気の世界に立ち込め、
都市の隅まで溶けて、染めて
窓の隙間、気怠き朝日が不躾に滑り込む
歯車、軋む音が響く 贅を凝らした鐘の音に揺れる
閉じた一室 乱るシーツ 長い髪から汗、滴る
深い眠り、夢の底で澱む景色
暗い帳、開く先の世界
燃えて、堕ちていく飛行船
崩れ、果てていく時計の塔
毀れていく猛毒の城
眼が消えた人
その頂で狂気と笑う女が一人で佇む
顔が暈やけ、曖昧になり、そこで目覚める
「怖くてひどい夢を見たのに、わたしは安心したの」
長躯の鉄塔は際限なく跋扈して、
臓腑の配管は悍しく絡まって、
小区の童ら、詰め込まれて売買売 通例の儀礼さ
都市を見下ろす彼女
その眼、細めど夥多しき民は見えない
帳下ろして、寝巻きを着て、微睡と見えていた
繰り返し何度も同じ悪夢の中、立ち尽くす
彼女が住む塔も鎔けていく 川に雪崩れていく
相も変わらず女は笑う その声が脳裏に深く
突き刺さって、炭化していく
「貴女はどなた?」
舞い踊る火の粉達 鉄塔の一太刀
壊れていく人の価値
蒸気機関の虐殺 暴落の経緯
紙切れへと変わる札
全てが色を失くす 全てが灰と化す
呪われたように
女は見知ったあの市長で
彼女はそれに戸惑った
その事実に、そして何より寂しそうな表情に
「ねぇ、貴女はどうして笑うの?貴女は何故泣いてるの?」
手を差し伸べ、光に呑まれて、
そこで目覚める
扉を開け、駆け出す彼女
流れる汗も気にしないで
その刹那に火は放たれた
いつもの夢のようだった
コメント0
関連動画0
オススメ作品
「彼らに勝てるはずがない」
そのカジノには、双子の天才ギャンブラーがいた。
彼らは、絶対に負けることがない。
だから、彼らは天才と言われていた。
そして、天才の彼らとの勝負で賭けるモノ。
それはお金ではない。
彼らとの勝負で賭けるのは、『自分の大事なモノ全て』。
だから、負けたらもうおしまい。
それ...イカサマ⇔カジノ【自己解釈】
ゆるりー
贅沢と君とカプチーノ
こんな生活がまだ愛おしくって
朝食と君の丁寧を
一つ愛して 二つ愛して
笑顔になっちゃって!
こんな日々で今日もどうか
変わらず味わって!
ちょっぴりほろ苦いような平日も
なんだかんだ乗り切って!
さぁさぁ贅沢なんかしちゃったりして...贅沢と君とカプチーノ (Lyrics)
shikisai
ハローディストピア
----------------------------
BPM=200→152→200
作詞作編曲:まふまふ
----------------------------
ぱっぱらぱーで唱えましょう どんな願いも叶えましょう
よい子はきっと皆勤賞 冤罪人の解体ショー
雲外蒼天ユート...ハローディストピア
まふまふ
小説版 South North Story
プロローグ
それは、表現しがたい感覚だった。
あの時、重く、そして深海よりも凍りついた金属が首筋に触れた記憶を最後に、僕はその記憶を失った。だが、暫くの後に、天空から魂の片割れの姿を見つめている自身の姿に気が付いたのである。彼女は信頼すべき魔術師と共に...小説版 South North Story ①
レイジ
むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨するは
齢十四の王女様
絢爛豪華な調度品
顔のよく似た召使
愛馬の名前はジョセフィーヌ
全てが全て彼女のもの
お金が足りなくなったなら
愚民どもから搾りとれ...悪ノ娘
mothy_悪ノP
(Aメロ)
また今日も 気持ちウラハラ
帰りに 反省
その顔 前にしたなら
気持ちの逆 くちにしてる
なぜだろう? きみといるとね
素直に なれない
ホントは こんなんじゃない
ありのまんま 見せたいのに
(Bメロ)...「ありのまんまで恋したいッ」
裏方くろ子
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想