幸を 与えられずに
飢えて 千鳥足でさ
威張る 富裕に縋り
貰う 無駄な笑みには

不幸を 恨み 唇噛み
素足で 走る 涙ながし
それでも 帰る 場所は無くて
夢しか 誰も 慈愛くれず

嘘だ 平等説くのは
神は 節穴だろう
なぜに 愛の逸脱
一人 彷徨う孤独

忘却の 淵 投げ込むのは
生きている 意味 無くした今
闇に落ち 富 盗むとして
此処よりも まだ 明るいだろ

幸せも
盗みたい
罪の
意識
あるのだけど ah-

あの日 私は売られ
遠い 知らない街へ
金に 汚い亡者の
醜い 手が触れるのか

失意の うちに 世を去っても
魂も 今 犯されたし
恐怖も 悔いも 存在なく
理想の 国で 眠りたいよ

殺めたい
私ごと
罪に
罪で
掻き消したい ah-

一人
ナイフ
盗み
覚悟決めて走る

生ぬるい
血液を
浴びて
生を
初めて 感じた

最後には
自分にも
ナイフ
刺して
この世去った ah-