その苑は真四角で 閉ざされた箱庭で
真四角に切り取られ 届かない銀世界
光から 差し伸べられたその手 掴み取る
連れ出してくれたのは 芽生えたよりごころ
キミと歩く 初めての六花
贈りものは 初めての言葉
キミがくれた ボクの名前も
味も 声も 脳裏に焼き付いて
ふたりで交わした あの誓いは 忘れない今も
根の張らない緑の下で
瞬く間の至福の刻 忘れない今も
…それは許されなかった
『寂しいよ』 なんてこと 言えるはずもなくって
引き裂かれたあの日から 季節だけ移り行く
名前さえ知らぬまま 憶いだけ降り積もる
どんな手を使っても 再会待ち侘びて
キミと同じ色になれたら
ずっと傍にいれるはずだから
キミにもしもまた逢えたなら
『離さないで』 と、願ってもいい…?
ふたりで交わした あの誓いを 忘れるはずなく
それはふたりだけの在り処で
待ち侘びてたこの瞬間 瞳は潤う
ボクは戸惑い… それから…
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ソレハ雛鳥ノ独白 -013/024-(inst)
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