もう私のことは　見てくれなくていいよ
幸せになれると　今なら信じられるから
愛を知った印と　決別の証に
長い長い　別れの唄をうたおう


いくつになったって　机の周りはぐしゃぐしゃで
ぐずって閉ざした　心の拠り所を探した
弱音を聴いてくれた　本音に応えてくれた
あなたの一言で　まだ生きていこうと誓った

いくつの「ありがとう」と　「ごめんなさい」を重ねれば
そんなあなたにこの気持ちを　届けられるだろう？

もう私のことは　見てくれなくていいよ
心の底からそう思える　今この幸せを信じてる
幼い私が馬鹿にした　信じきれなかった
偽物じゃない　本当の愛を知ったから


生きてく意味探せずに　胸の奥吐き出せないもの
言葉に変えては　聞こえない声で叫んでた
心の底なし沼に　呑まれる日を待ってた
そんな汚いところも　あの人は認めてくれた

必要以上の言葉はいらないと　言ってくれたとしても
変なとこ生真面目な私は　こうでもしないと気が済まないから

理解しなくても　認めてくれるだけでいい
それもわがままと　信じて生きてきたけど
時間はかかったとしても　必ず理解してみせると言った
あの人が呼吸の　仕方を教えてくれた


ねえやっぱり私には　もったいないくらいだよ
まだ昔のように　あなたの叱る声を聞いていたい
でももう大人になったんだ　いつか別れが来るなら
笑って　背を向けて　歩き出したいから

もう私のことは　見てくれなくていいよ
幸せになれると　今なら信じられるから
愛を知った印と　決別の証に
長い長い　幸せの唄を

もう私のことに　構わなくていいんだ
振り返らずに　あの人の手を取るから
いつまでも二人で　幸せを築いてく
今まで本当にありがとう　ごめんなさい

これでもうおしまいだよ　ほら
あの人の声が聞こえてくる　もう行かなきゃ


さようなら　ありがとう
永遠の別れに　なるわけじゃない
ほんの少し　遠く離れるだけだから
だからどうか　今の私の最後の言葉を

この唄に乗せて　届けるよ