月の下 果てない世界 
君の声 熱い耳
ゆく当てのない船と 水面に浮かぶ影、二人

冷たい夜風に醒めてく街が
そおっと 遠くなるね

星を数えるのも言葉を探すのも
もういらない
その目に 消えない光が灯れば
どんなに暗くて深い海も 渡れるよ

 
 影と縺れあう光と冷めては昇る熱の波間
 ゆらゆら揺れてら僕ら船たびはつづく
 便りのない風は星の海の子守歌
 眠らずに いい夢を見よう




満ち欠けをながめて 君は
ぽつり、と 独り言
波に流され何も 無かったように明日は来る

泣きそうな顔で
かと思えば呆れたように笑って

寄せて返すたび 手繰り寄せればいい
こわくないさ
その手で 降りしきる雨を払って
道なき道から海へ漕ぎ出す船たび

見上げた月に 焦がれて 赴くままに船たび
僕らは明日を 明日は僕らを 待っている

 夢と見間違う現とまぐれに叶う奇跡の間に間
 しらしら明けたら僕ら船のりは歌う
 ダイヤグラムにない次の始発にララバイを
 惑わずに 線路沿いをバイミー

その目に 消えない光があるから
どんなに暗くてさみしい海も 渡っていくのさ

 願い欲しがる流れ星は星座の輪をくぐりぬけて
 くらくらするほど 瞬いて駆け抜けた
 戻ることのない日々に少し思いを馳せる
 昔も 今もおなじ月だ

 影と縺れあう光と冷めては昇る熱の波間
 ゆらゆら揺れてら僕ら船たびはつづく
 便りのない風は星の海の子守歌
 不夜の海 月に船たび

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

月に船たび

※この作品は曲募集しておりません。

keenさんの素敵な曲によせて。
前のバージョンはひらがなver

永遠にかわらない月と、永遠につづく船たび。
(タイトルの語感を「猫にまたたび」と被せたのはここだけの話です・・)

閲覧数:636

投稿日:2016/10/16 17:58:51

文字数:624文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

  • 関連動画1

  • ElectricRaichu

    ElectricRaichu

    使わせてもらいました

    ながみさん、はじめまして。ライチュウと申します。keenさんの曲の英語字幕動画を作りました。確信や希望を表す歌詞に感動しました。ありがとうございます! https://youtu.be/v2_FHBUx0Ic

    2017/02/24 11:45:13

  • keen

    keen

    ご意見・ご感想

    完成したのでニコ動に投稿してきました!
    今回もまた素晴らしい歌詞を書いていただきまして、
    本当にありがとうございましたm(_ _)m

    【鏡音リン・レン】月に船たび【オリジナル曲】 (5:10)
    nico.ms/sm30307857 #sm30307857

    それでは良いお年を~(^^)ノ

    2016/12/29 04:19:21

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