黒が降り立つ空に星を見つけては
指でなぞってまるで触れた気になっていた

掴んだつもり 遥か遠く
嘘のようで 眩暈がする

僕の標を指した指は星になる
握る掌からするりと抜けて星になる
夜よ明けないで


マイナが言うよ 君は大丈夫だよと
壊れているのか 擦り切れるほど繰り返す

形を変えて 綺麗になる
君をくべて 流れ落ちた

僕の痺れを止める術は先にある
抱いた綺麗な君を全て飲み干す先にある
朝が来てしまう


いたむ きおく みずで うすめて


あぁ
僕の標を指した指は星になる
握る掌の影 僕は飲み干して仰いだ
星の見えぬ空

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

暁の空

久しぶりのSweet Revenge氏とのコラボになります。
StaRDUsT以来なので、2年ちょいぶりです。感慨深い。

大事な「君」をなくしてしまった悲しみに暮れ続けるも、
そのままじゃダメなことはわかっている「僕」の歌。
悲しい気持ちが薄れていくのが怖いけど、乗り越えなければならないことを知っている彼は、
綺麗になった君に刻まれた全ての思い出を飲み込んで、朝を迎えるのです。

綺麗になった君[の骨]が胸に刺さって痛んでも、
綺麗になった君[の骨]の記憶を暁の空に悼んで。

閲覧数:1,046

投稿日:2014/05/15 21:26:04

文字数:270文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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