描かれた世界はいつも眩しくて
『絵空事』
そんなのわかりきっていた
だけども、誰かが夢を見せちゃって
私は嘘でも信じるのです

どうすれば気付けるかな？
どうしたら変われるかな？
どうすれば笑えるかな？
『バカだな』

またそうやっていくつもの夢が朽ちる
瓦礫だけ残して
いつもこうやって時間だけがただすぎる
崩れてくヒトの形
そうやって今も夢に溺れてる
疲れすら忘れた夜に

『満たされた世界は煌めきを待って』
誰かの言葉が胸にささってた
舞い降りた天使は羽が折れていて
私を見つめてなぜか微笑んだ

どうすれば　抜け出せるの
どうしたら　逃げられるの
どうすれば　消えられるの
さよなら

またこうやっていくつもの夜を超えて
心だけ残して
何故か、そうやって自分だけが残される
忘れてく、ヒトの形
『まあいいか』
諦めにも慣れてきた
理想だけ選んで捨てた
こうなった理由はもう見えていた
戻りたい　いつの私？

もういいや　変わらないな
もういいや　諦めるよ
あぁ、そうさ　わかっているよ
『馬鹿だな』

今、そう言って期待にまた背を向ける
何を求めたの？
いつか、こうやって息を止めて逃げ出した
気付いてる、これがわたし！
そうやって、いまだにまだ覚えてる
届かない思いは空に飛んでった。
世界にまたお別れだ
戻りたい　ヒトの形