ボカロの虜

歌を聴いて泣くなんて分からなかった
歌に救われるなんて理解できなかった
でもやっと孤独になって心に触れてきた
ひとりぼっちが100人ぼっちになっていく

ある日の夜布団の上で聞いたボカロ曲 
僕を救いたい 君を救いたい

もう何回落ち込んで何千回死のうと思って
何万回白紙にしようとして
それでも 屍の僕たちを立ち上がらせてくれたのは
春夏秋冬の匂いを青色に変えてくれたのは
マイナスを形にする衝動をくれたのはボカロだった
麗しい言葉さえ陳腐だ

最初は君の独特な音がダメだった
でも今は君じゃなくちゃ それが心地良くて
電子音が五臓六腑にドクドク染み込んで
100人ぼっちが1000人ぼっちになっていく

あのさ聞いて サイコロをもう一度ふらせて
なんて叫んだ 僕は何様?

もう何回落ち込んで何千回死のうと思って
何万回白紙にしようとして
それでも屍の僕達を 立ち上がらせてくれたのは
春夏秋冬の匂いを 青色に変えてくれたのは
マイナスを形にする衝動をくれたのは一筋の光
僕を救ってくれてありがとう


複雑な文字の羅列で 素直な文字の羅列で
また少年少女を救っていく


もう何回落ち込んで何千回死のうと思って
何万回白紙にしようとして
それでも羽のない僕たちを 羽ばたかせてくれたのは
春夏秋冬の匂いに 味をつけてくれたのは
不必要混合物と縁を切れたのはボカロのお陰
僕はもう既にボカロの虜

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ボカロの虜 初音ミク

Youtubeにあげたやつ

閲覧数:1,156

投稿日:2021/03/19 15:36:52

文字数:607文字

カテゴリ:歌詞

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