" 星の降る 夜には 祈りの歌を 歌って ''
空の音を 鳴らす 虹色の雨を
遠くで 聴いてた
波の音と歌う 始まりの朝
最初に 見た宙は
ひとつの線 零に戻って
異国の 旅の歌
連れ出してくれたら、なんてね
小瓶に詰めた 願いは 無かったことにしよう
空を舞う 白さが あれば 自由になれたのにな
静かな 波を連れて
彼の日 夜に咲いた 星空を
教えて くれたのは 貴方でした
ああ 星の降る夜には
海の底 響く歌が
誘う 楽園と 果てし夢 岩礁の檻
触れた 雫に
後悔の 歌を 聴かせて あげる
連れ出して
永遠を 誓うのなら
星の詩
鐘の音と 響く教会のアリア
重ねて歌えば 救われるなんて
そんな気がしていた
最後に見た宙は
ひとつの星 朝を閉ざして
異国の旅の船
笑顔で見送れたら、なんてね
小瓶に詰めた
願いがもし 叶ったのならば
宙を舞い 泳ぐ 白さに 祝福 されていたのかな
綺麗な 華を 飾り
彼の日 夜に泣いていた 私に
手を振った貴方 もう帰れない
ああ 風 叫ぶ 夜には
行く末 願う 歌を
海鳴りが 閉ざして
錆びし 夢 海底の檻
触れる 雫は 熱を 灯して
星の見えない 世界でも
二人だけ それでいいの
凪の詩
紅玉の 色に 灯した
あの日と 眠る 貴方を
崩れないように 抱き締めては
藍色に 包まれて 綺麗だねって 笑うの
ああ 星の無い 夜から
触れてくれた その手を
手折りたい 想いは
夢の跡 眠っていたのに
触れた 喉元 微かに 笑う
穏やかな あの日の波に
重ねれば 遠く霞む
宙の色が
声の無い 貴方は
無惨にも 朽ち果てて
唯 傍で 笑顔で それも もう 叶わない
触れる 身体は
熱を亡くして
星の無い夜
愛しくて 抉る程 包まれていく
温もりに
色 戻した 街も
寄り添った 星空も
もう 二度と 二人で 見ることは 無いのでしょう
流す 雫は
色を亡くして
かき消す程の 悲鳴が 夜明け告ぐ 紅を纏う
珊瑚の檻
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