髪を下ろした 君は静かな 午後に浮かぶ
懐かしい香りに 紛れてさよなら

夢をみてた あたたかさを
幻のように連れ去っていく 冬の陽射しが ふたりにも降り注ぎ

僕は君を 好きなままで
君は変わろうと思っている それだけのこと マフラーが揺れるまま

細いその目 もっと細め 君は笑う
白い指先 差し出されたオレンジ

皮を剥いたら 僕は気づいた
飲み込めない 言葉の切れ端を 頬張る冬の日

髪を下ろした 君は静かな 午後に浮かぶ
懐かしい香りに 紛れてさよなら

「優しさ」だけ 求めるから
お互いに嘘をついていた 君の背中を 僕はここで見ている

華奢な肩が 遠くなって 見えなくなる
残されたのは 抜け殻のオレンジ

ふたりの好きな エチュードが今 冬の風に
流れて消えるのを たしかに感じた

皮を剥いたら 僕は気づいた
飲み込めない 言葉の切れ端を 頬張る冬の日

髪を下ろした 君は静かな 午後に浮かぶ
懐かしい香りに 紛れてさよなら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

オレンジ

さよならは柑橘の香り。

キロさんの曲に寄せて。
http://piapro.jp/content/c5y6dpsv529qvu3n

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投稿日:2010/12/12 07:02:11

文字数:424文字

カテゴリ:歌詞

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