足跡 掻き消して
押し殺した声は
どんな 些細な音にも
途絶えてしまいそう

無限に繰り返す
白に呑み込まれて
目を醒ます その先にも
あなたは見えなくて

伏せたままの瞳の理由
あなたを追い出した世界に
絶望するのはまだ早い?
目蓋の裏に浮かべたのは 何?

雨が上がったら ベランダに出て
いつかふたりで見た 虹を願うの
風が強くて 吹き飛んだこと
宇宙にばら蒔いた 星を願うの


伏せたままの瞳の理由
綺麗な世界は眩しすぎて
絶望するのにも慣れてしまった
目蓋の裏にもあなただけいない

明るい場所なんて 似合わないけど
如雨露と雨傘が とてもよく似合う
水の底に沈んで 灯らないあかり
夜中に咲く花は 咲けるだけでいい

雨が上がったら 少し寂しくて
薄暗い窓辺で あなたを想うの
あんなに優しくて 冷たい雨に
宇宙にばら蒔いた 音を想うの


雨が上がったら ベランダに出て
誰かの涙に あなたを探すの
風が強くて 滑らせた足
墜ちていく先に 幸せを探すの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

夜中の花

─これが、わたしのうた。














前のバージョンで流れ。

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投稿日:2009/11/27 16:36:46

文字数:466文字

カテゴリ:歌詞

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