そよ風吹き込む窓辺
最後の一枚と私
花が散って 色も落ちて
季節移ろい イブが来た
変わりゆくものを憂うのは
忘れてしまうのが恐いから
何度も見つめた貴方の色は
鮮明に思い出せるけど
ただ確かめたくて
何も変わらぬこの部屋で
貴方の訪れを待つ
約束なんてものはないけど
今年も来てくれますか
私の色はありますか
想いを空に投げた
天気予報の吐いた夢
明日は雪が降るでしょう
月が登り 星も咲いて
日付変わって 晴れた朝
置いてかれたのを愁うのは
忘れられるのが怖いから
涙に濡れた温かいシーツ
このまま眠ってしまえたら
もう楽なのかな
何も変わらぬこの部屋で
貴方の訪れを待つ
約束なんてものはないから
貴方は来ないのでしょう
灯りの消えた向かい部屋
私もそろそろ寝よう
サンタが本当にいるのなら
私に花を下さいな
雪のように純白の
雫みたいなあの花を
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