降り積もる雪の中で
詞・曲　MP

降り積もる雪がこの世界を
染め上げたなら

季節は穏やかに変わり
寒い日が続きますが、
貴方のいる場所はどうですか？
変わりなく過ごしていますか？

そんな事を書き連ねた
手紙を握りしめながら
遠くの貴方想って
歩く冬の道

「僕の事は忘れて・・・」と
言った貴方の顔が今でも
記憶に焼き付いて
思い出してはただ立ち止まる
忘れられる訳はなくて
切なさが込み上げて
止め処なく溢れ出して
流れた涙も

白く変わって行く世界の中で
砕けて消えてなくなれば
届かなかった想いも手紙も
忘れて歩いて行けるのに・・・
握りしめたまま進めなくて
振り返る事しか出来ず
降り積もる雪の中で立ち止まったままの
私を隠して・・・

一人で過ごす冬が
こんなにも寒いものだって
二人で過ごした日々が
あんなにも遠くて・・・

言えなかった
さよならを
今度こそ上手に
言いたいのに
この想いを
灰にして貴方に
届けてしまったら
終わってしまうかな？
忘れてしまうかな？
消えてしまうかな？
そう、全部。

白く染められた世界の中で
手紙にそっと火を点けて
灰になる赤と白は
滲んでぼやけて儚く消えてく
握り締めたまま閉じ込めてた
想いと手紙を貴方へ
舞い上がった灰遠く空の彼方へ
見えなくなって

刻み込んでいく誓いをここで
記憶に心に身体に
終わらせない忘れない消えやしない
貴方は・・・