見えない拳に
殴りつけられて
飛び散っていった
タンポポの綿毛

わけも判らずに
笑って強がって
手なんか振ってみて
みんな吹き飛んで

バラバラに
壊れて
ツギハギ縫い合わせて
歪な笑顔
刻んだよ

もう会えない
言えない
届かない
思い出せない
匂い
あの香水の名前

手も触れない
ぺしゃんこ
潰れた
蛙みたいに
道端
干からびていけ
くだらない恋
眠れ 夢なく

みえないこぶしに
なぐりつけられて
とびちっていった
タンポポのわたげ

わけもわからずに
わらってつよがって
てなんかふってみて
みんなふきとんでー

バラバラーに
こわーれてー
ツギーハギぬいあわせーてー
いびつなえがお
きざーんだよ

もうあえない
いえない
とどかない
おもーいだせないー
におい
あのこうすいのなまえ

てもふれない
ぺしゃんこ
つぶーれた
かえるみたいに
みちばた
ひからびてーいけー
くだらないーこいー

ねむれゆめーなくーーーー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

「happy」

こんばんは。
タイトルはクリニークのhappyから。

季節はずれのタンポポの歌です。

特に秘めた含意はないです。
綿毛のような淡い恋、
失うと心臓を殴りつけられたみたいに息が止まる。
そんな感じ。

ギターロックをイメージ。

短いようなら続きを考えて見ます。

改変は常識の範囲内でしたらお任せします。

閲覧数:255

投稿日:2008/05/14 19:48:20

文字数:416文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました