【A1】
夏の潮風を受けて
揺れ動く 遠くの空を 見つめていた
君は にやりと笑って
座り込む僕の傍で 手を引いた
【B1】
少し高すぎる体温も
耳の裏をくすぐる その声も
僕の心を掴んだまま
靴を脱いで駆け出していた
【S1】
君はまた 海空を何処までも
波しぶきを立てながら
留まることも 振り向くことも知らず
その手で今を 切り開いてた
~間奏~
【S2】
目まぐるしく押し寄せる
時間(とき)の波にさらわれて
手を伸ばしても 届かないほど遠くへ
僕を残して ひとり旅立つのなら
【S3】
もう一度だけ海空へ
雲の端をかき分けて
羨むことも 憧れすらも越えた
この手の先に 君が居るから
――――――――――――――――――――――
以下、平仮名。(内は1音で2文字です)
【A1】
なつのしおかぜをうけて
ゆれうごく(とお)くのそらをみつめていた
きみわにやりとわらあて
すわりこむぼくのそばでてをひいた
【B1】
すこしたかすぎるたいおんも
みみのうらをくすぐるそのこえも
ぼくのこころをつかんだまま
くつをぬいでかけだしていた
【S1】
きみわまたうみぞらをどこまでも
なみしぶきをたてながら
とどまることも ふりむくこともしらず
そのてでいまを きりひらいてた
間奏
【S2】
めまぐるしくおしよせる
ときのなみにさらわれて
てをのばしても とどか(ない)ほどとおくえ
ぼくをのこして ひとりたびだつのなら
【S3】
(もお)いちどだけうみぞらえ
くものはしをかきわけて
うらやむことも あこがれすらもこえた
このてのさきに きみがいるから
00:00 / 03:32
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想