ひとつひとつ
ぼくのうえに
ふりつもった
まわた
いつかは
おしつぶされて
しまうんだろうか

ふわりふわり
はだのうえを
すべりこんだ
まわた
しずかに
ぼくを
せかいを
うめていく

やわらかなかんしょくを
はだしで
たのしんだ
ようしゃなく
ふみつぶしては
こえをたてて
わらった

まっさら まっしろ
それは それは
とても とても
やさしい きょうき

ひとつひとつ
ぼくのうえに
ふりつもった
まわた
いつかは
おしつぶされて
しまうんだろうか

ふわりふわり
はだのうえを
すべりこんだ
まわた
しずかに
ぼくを
せかいを
うめていく

まわたをかきあつめては
はだかで
まどろんだ
からだあずけて
ねがえりのたび
こえをころし
ないた

まっさら まっしろ
これは もしや
きみの きみの
やさしい きょうき

ひとつひとつ
ぼくのうえに
ふりつもった
まわた
いつかは
おしつぶされて
しまうんだろうか

ふわりふわり
はだのうえを
すべりこんだ
まわた
しずかに
ぼくを
せかいを
うめていく

ひとつひとつ
ぼくのうえに
ふりつもった
まわた
いつかは
おしつぶされて
しまうんだろう

ふわりふわり
はだのうえを
すべりこんだ
まわた
すべては
おしころされた
きみのこえ、でした

しずかに
ぼくを
きみを
せかいを
うめていく


ゆっくりところされるぼくでした
ゆっくりところされるぼく、でした