①
ほのかな君の香り
ハクモクレンのコロンが
記憶から離れなくて
また空を見上げる
約束が本当なら
今頃はこのテラスで
白い雲見つめながら
時を分かち合っていたはず

戻れないとわかってる
それぞれの道を進んでる
ひとつも悲しくないよ
涙はもう流さない

人はどうして恋するの
永遠なんてないのに
長い髪をなびかせた風は今日も
あの香りを運んでくるの
春と共に訪れるの

②
夢では君の香り
百億年後の未来も
花の咲くこの季節に
ほのかに漂う
約束が本当なら
今頃はこのベンチで
白い雲見上げながら
夢を語り合っていたはず

かえらないとわかってる
違う色染めて進んでる
ひとつも寂しくないよ
想いはもう届かない

人はどうして恋するの
永遠なんてないのに
白い花を包み込む風は今日も
あの香りを運んでくるの
春と共に訪れるの