『旅の空』


白き翼 夕焼けに舞う
北の七ツ星の 下(もと)へ帰る鶴の群れ

去り行く影 一人見送る
黄昏色の風に この心染めて
 

訪れた 街の 優しき人は
ひと時の 温もりを くれたけど

求めたものの 答は 安らかな
夢の中に 何も 見つからずに


目を覚まして 鞄を背負い
もう一度 どこまでも 終わらぬ旅路の上を

歩き出した 私を見送るのは
小道の傍(はた)に一輪 揺れる野薔薇


陸(おか)の果てに 立ちつくせば
私を追い越してく 流れ星一つ

暁の海峡(うみ)を 渡る隼
吹く朝風 きらり 銀の軌跡

私はまだ 果てなきこの地を往く
終着駅の名前も 知らぬまま


桜の咲く並木も 天の川の照らす峰も 
瑞穂揺れる里も 雪の波止場も
記憶の印画紙の中に


朝を告げる 明けの明星
遥かな故郷を 目指す彗星を想う

私もいつか いつか辿り着くのか
探し続けた 答の 待つところまで

今はまた 見上げる 旅の空

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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旅の空

『旅の空』の歌詞。
約2年ぶりに自分で歌詞書いてみました…。

閲覧数:199

投稿日:2011/01/19 17:42:06

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

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