暁の空を見上げながら誰を想う
身体に刻まれし刻印抱きながら
指先一つで広がる波紋はどこまでも
繊細で歪なライン描きながら
誰を信じろと云うの
いつも差し伸べられる手は
煙に変わるというのに
枯れた花が美しく咲いたのかどうか
残像の世界さえ答えてはくれない
しなる弓が遙か彼方へ届けたのか
風を切る鳥は何も教えてはくれない
裏切られた魂は何処へと向かう
窮地の迷路で呪い唄いながら
忌まわしい欠片は強く脚に絡みついて
幸せに蓋をする鍵が見えるから
何を求めて乞うの
捧げるための手首さえ
泥に沈んで抜けないのに
歩んだ分だけ自分の道が出来るのか
脚が無いからどうしても確かめられない
時の流れを示すその紙と文字は
世界が壊れるカウントダウンに過ぎない
揺るぎない真実を守れたのかどうか
針の山の閻魔も伝えてはくれない
染められた赤い過去を騙せたのか
雲の上の女神も唱えてはくれない
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