A1
さあ
不都合を捨てようと
開いたドア
見て
ハイウェイに
流れてく
綺麗な嘘
B1
“流れ星になろうか”
そんな風に
指先から零れた
首飾りが叫んだ
ドレスの裾滑って
きらめくまま落ちてく
ライトの来ない舞台へ
S1
涙にキスして
拍手に変えれば
うわ言仕立ての
ドラマが始まる
夜明けとこの日の
隙間に閉ざされ
台詞も忘れた
助手席の星屑
A2
まだ、攫ってと
ねだられて
加速つけた
気の効いたこと
返せない
運転席
B2
“流れ星をしようか”
遊ぶルージュ
髪を乱す横顔
剥がれ落ちたプライド
矢継ぎ早の言い訳
溢れ出した感情
卵にはもう
戻れない
S2
微熱を交わして
花束にしても
満たされないまま
笑顔が錆びつく
声援は全て
冷たさになった
誰もに知られた
助手席の偶像
B3
“流れ星になろうか
あんな風にさ”
夢見がちな少女は
選ばれては飛び跳ね
期待しては輝き
擦り減っても尽くした
求められて戸惑い
縛られては苦しみ
守る掟破った
だから明日も
暇なの
S3
涙にキスして
拍手に変えても
戻れる場所など
何処にも無かった
両手に抱えた
古びたチケット
窓からばら撒く
助手席の女
夜明けとこの日の
隙間に閉ざされ
夜空を見上げた
助手席の星屑
【譜割り・()は一音分】
A1
さあ
ふつごうを
すてようと
ひらいた
ドア
みて
ハイ(ウェ)イに
ながれてく
きれいな
うそ
B1
ながれぼしに
なろうか
そんなふうに
ゆびさきから
こぼれた
くびかざりが
さけんだ
ドレスのすそ
すべって
きらめくまま
おちてく
ライトの
こない
ぶたいへ
S1
なみだに
キスして
はく(しゅ)に
かえれば
うわごと
じたての
ドラマが
はじまる
よあけと
このひの
すきまに
とざされ
せりふも
わすれた
(じょ)(しゅ)せきの
ほしくず
A2
まだ
さらってと
ねだられて
かそくつけた
きの
きいたこと
かえせない
うんてん
せき
B2
ながれぼしを
しようか
あそぶルー(ジュ)
かみをみだす
よこがお
はがれおちた
プライド
やつぎばやの
いいわけ
あふれだした
かん(じょ)う
たまごには
もう
もどれ(ない)
S2
びねつを
かわして
はなたば
にしても
みたされ
ないまま
えがおが
さびつく
せいえん
はすべて
つめたさ
になった
だれもに
しられた
(じょ)(しゅ)せきの
ぐうぞう
B3
ながれぼしに
なろうか
あんなふうに
さ
ゆめみがちな
(しょ)う(じょ)は
えらばれては
とびはね
きたいしては
かがやき
すりへっても
つくした
もとめられて
とまどい
しばられては
くるしみ
まもるおきて
やぶった
だから
あしたも
ひまなの
S3
なみだに
キスして
はく(しゅ)に
かえても
もどれる
ば(しょ)など
どこにも
なかった
(りょ)うてに
かかえた
ふるびた
チケット
まどから
ばらまく
(じょ)(しゅ)せきの
おんな
よあけと
このひの
すきまに
とざされ
よぞらを
みあげた
(じょ)(しゅ)せきの
ほしくず
.
助手席の星屑
スキャンダルで凋落した女優、彼女のショックや現実の残酷さ、それらを助手席に乗せて夜の高速を疾走する車のイメージです。
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あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
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時給310円
1
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暇だったらね
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mikAijiyoshidayo
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6.
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