鏡の映し出す
花の蜜は甘く
戯れに口付けてそっと
残り香だけを奪い取る
生まれ落ちた瞬間
決まった運命が
ゆっくりと廻り出す
全て 鏡の仰せのままに
聖なる鏡に問い掛けたら
――問い掛けたら?――
魅惑の姿に酔い乱され
――酔い乱されるの――
白い肌の麗しき娘
恋い焦がれた 欲深きは
鏡に問うのは 罪に手を染め
ただ一つだけ
鏡が全て この世界で
全ての運命 歯車が狂い出す
夢か現か 溺れるままに
世界は廻り出す
縫い止めた白さえ
霞んでしまうまで
この腕に抱きしめたまま
安らかな眠りへ誘う
望まれぬ命は
残らず摘み取られ
無慈悲な棺の中で
ただ横たわる運命
鏡に全てを振り回され
――振り回され――
望まれぬ生を享けた娘
――享けた娘は……――
その身体全てを繋ぎ止め
永遠に絆され続け
閉じ込めてしまおう 欲望に溺れ
全てを壊す
鏡の裁き 背徳の愛に
暴いて見せる 背徳の制裁を
夢か現か 嘘か真か
それさえ剥き出しに
罪償いに 制裁の時を下し続けて
繰り返す因果律
何度殺し続ければ……
オワルダロウ?
世界の終わり 運命の終わり
再び巡る 鏡が操るまま
夢か現か 狂った時は
決して戻らない
無くしたものも 失ったものも
忘れ去られ 繰り返し葬られ
壊れていき 崩れていき
全ては零に戻る
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