壊れた跡に

トウ_ソラオト

30作目です。あくまで、フィクションですが…やっちゃだめ、絶対。

突然君は去った　何も残さず　
わけがわからないよ　全ては壊れた跡

些細な喧嘩がきっかけで手にした物を投げつけてた
ガラクタだからどうでもいいと　本気で言った
あり得ないほど君の顔が青ざめた後　涙ぐんだ
「子供じみてる君が嫌い」と　言い捨てたあの日

男なんていつまでたってもバカな生き物だなんて…

突然君は去った　何も残さず　きれい過ぎるほどに
全ては壊れた跡

あの時　君はつぶやいたの
「将来、同じことをきっと僕らの子供にもするんだ」と
背中を向けて

素直になったその代わりにだんだん笑顔見せなくなり
気づけば電話すらよこさずに　何日も過ぎた

「愛してる」と言ったのは君　なのに私を見ないの?

突然君は去った　何も残さず　
わけがわからないよ　全ては壊れた跡

胸の内を探りたくても　君は心閉ざしてた

空になった部屋は君のメッセージ
未来描けないと悟った後の別れ
突然君は去った　何も残さず　きれい過ぎるほどに
全ては壊れた跡