あの夕方の帰り道
僕は君を捜してた
君と話して帰りたい一心で
君は一人で歩いていた
話そうと思っても勇気が出なくて話しかけれない
君とちょっとだけ距離をとって一緒に帰る
一緒の帰り道二人で無言のまま

そうしているだけで幸せだった
それでも足りない僕は
ある日勇気を振り絞って話しかけた
君は驚きながらも笑顔でこたえてくれた
その笑顔で僕は嬉しくなった
どんな話題でもいい
とにかく長く話して君の笑顔を手に入れたいと

そうして春には一緒に桜を見ながら
夏には暑い暑いと言い合い
秋には芸術に染まった山をみて
冬には一緒に雪だるまも作った
あの夕日の中で

いつの間にか卒業が迫り
こんな当たり前のような日々が消えてしまう
あの夕方の帰り道も

卒業した後の真昼の帰り道は
君も僕もそれぞれの友達と一緒に帰った
僕は悔やんだ
何故この気持ちを伝えなかったのだと
その夕方いつもの帰り道に向かった
君はそこにいて僕が話しかけると驚きながら答えてくれた
あの日のように
それから一緒に帰り春夏秋冬の全てを話題にしながら
そして分かれ道のとこで君に気持ちを伝えた
そして君はいつも以上の笑顔で答えてくれた
僕は夕日に向かって叫んだ
片思いが終わったあの日に向かって

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  • 非営利目的に限ります

夕方

ボクの初恋をちょっと変えて書いた詩です

閲覧数:74

投稿日:2009/06/30 21:22:38

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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