A
今日はとても疲れました
動くのがとても億劫で
1日がんばったなあって
自分に言ってみたり　してみたり

B
周りの人間は困ったように
笑って過ごしていますので
そんなニンゲン達を見つめながら
独り歌を歌ったりしてさ

S
「そんな現実って無いよ」なんて言って
思い出してみても
なにが現実かそれすらわからない

「君が僕であることを思い出してよ」
吐いた言葉とかは
全部全部忘れてそのまま眠ろう

A
かつてはヒトであったモノは
自分の過去を振り返って
今日もつまらなかったなあと
他人を消してみたり　塞いだり

B
足跡を追っていくことはしても
戻ることはできないようで
一方通行　片道切符を
千切ってバラバラ　はい
サヨナラ

S
後ろ手にバイバイなんて、それは何で？
どれが本当かな
僕は偽物か　それならつまらない

振り返るたびに僕じゃなくなっていく
じゃあさ、あのさ、ほら
くるくるくるくる回って振り出しで

S
「そんな現実って無いよ」なんて言って
思い出してみても
なにが現実かそれすらわからない

後ろ手にバイバイそれじゃ、だめなんだよ
敬語が崩れて
なにが現実かそれすらわからない