焔(ほむら)の影と 去りゆく背
あなたの言の葉を刻みつけ
忍ぶれど 嗚呼

日々の形 曖昧で
くるりと流転する
手探りの 私 今
何処に居るでしょう

紅葉がもう 落ちる頃
かさりと朽ちていく
安らぎ 願う 貴方
何処に居ますか

されど 世は無常なり
咲いて
散って 散って 散って 散って

焔の影と 去りゆく背
あなたの言の葉を刻みつけ
忍ぶれど 嗚呼
忍ぶには つらい恋です
燃え上がる 思い出の中
私の手を取る貴方がいた
込み上げる泪 そっと
頬を伝い落ちた


手を伸ばしても 空を切る
寂しさ胸に秘め
蝉時雨 降り注ぐ
満天の灯(ほし)

けれど 世は夢幻なり
散れど
咲いて 咲いて 咲いて 咲いて

水鏡には 月兎
毬は転がって飛んでった
追いかけても 追いつけない
永久(とわ)の螺旋に
絡めとられた因果律
爪弾いて この声 枯れるまで
その腕に抱かれるような
淡い夢見ています


空巡る 黄昏
昇る 暁
想い結ぶ


焔の影と 去りゆく背
あなたの言の葉を刻みつけ
忍ぶれど 嗚呼
忍ぶには つらい恋です
水鏡には 月兎
毬は転がって飛んでった
その腕に抱かれるような
淡い夢見ていました

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

恋紅(こいくれない)

ざわわ様の和風ロックの歌詞応募用に書かせて頂きました。

逢いたい、逢える、逢えない、逢いたい。
聴いた人によってどういう情景なのか変化する歌詞を目指しました。

閲覧数:213

投稿日:2019/01/11 19:05:00

文字数:506文字

カテゴリ:歌詞

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