寝ぼけ眼に　陽射しの匂い　
嫌だけど　起き出そう　　　
寝癖頭を　くしゃり掴んで
夢の国　抜け出した　

電話充電　するの忘れて　
電源が入らない　
こんな休日　たまに良いかなと
ベッドの上　放り出す

“お気に”のパンツに　ニット帽を被る　
アウター決まらない　鏡の中　時計 逆さま　

走り出したい気持ちだね　　
羽織ったコート風にフワリ　
あの十字路だって迷わない
信号は止まるけど　

路地裏にある　雑貨屋へ行こう　
思い立ち　右曲がる　　　　
水たまり踏み　ブーツに跳ねる　
凹むけど　空は晴れ　　　　　　

入り組んだ道を　少し行けば見える　
店の前に着き　　ドアに“CLOSED”の掛け札

どうしようかな　立ち止まる　
ネットでお店を探そうと
ポケットに手を入れて気付く
「ベッドの上！」　　　

行った事のない場所へ行く　
開けた事のないドア開けて
出会った事ない人に会う　
知らない自分に会う　　


（ひらがなver.）

ねぼけまなこに　ひざしのにおい
いやだけど　おきだそう
ねぐせあたまを　くしゃりつかんで
ゆめのくに　ぬけだした

でんわじゅうでん　するのわすれて
でんげんがはいらない
こんなきゅうじつ　たまにいいかなと
べっどのうえ　ほうりだす

おきにのぱんつに　にっとぼうをかぶる
あうたーきまらない　かがみのなか　とけい　さかさま

はしりだしたいきもちだね
はおったこーとかぜにふわり
あのじゅうじろだってまよわない
しんごうはとまるけど

ろじうらにある　ざっかやへいこう
おもいたち　みぎまがる
みずたまりふみ　ぶーつにはねる
へこむけど　そらははれ

いりくんだみちを　すこしいけばみえる
みせのまえにつき　どあにくろーずどのかけふだ

どうしようかなってたちどまる
ねっとでおみせをさがそうと
ぽけっとにてをいれてきづく
べっどのうえ

いったことのないばしょへいく
あけたことのないどああけて
であったことないひとにあう
しらないじぶんにあう