広がる未来がそこにはあると
微笑みながら歌う少女たち
喉を切られて吊るされる姿
無機質な白昼夢
目覚めれば人の姿ばかりが
車窓に揺られ うなずいて見えた
夢と現がないまぜなまま
眩しい光 目を塞ぐ
逃げ場を知らない小さき命たち
今日も手のひら眺める
人ひとりが消えても世界は残酷に回る
涙ひとつ 無力な感情 こぼれおちるだけ
過去も未来も今も 人の抱える悲しみも
すべて消えてしまえと 願った
見せかけの愛や希望ばかりを
目を閉じながら歌う少女たち
目もくれられず立ち尽くす姿
無機質な白昼夢
いびつな街並みが生み出すのは
現実が理想を殺す姿
繰り返される裏切りばかりに
心だけが蝕まれて
居場所をなくした小さき命たち
今日も手のひら眺める
心の音は足を止めても残酷に響く
押し殺したはずの涙をごまかして笑う
愛も希望も夢も 人の抱える喜びも
すべて消えてしまえと 願った
それでも僕らは生きなくちゃいけないと
夜空につぶやく
明日は誰にでも
未来を引き連れて
希望も絶望も
ないまぜにしたままで
心が壊れる音に慣れてしまう
どうか時を止めてくれ
人ひとりが消えても世界は残酷に回る
涙ひとつ 無力な感情 こぼれおちるだけ
過去も未来も今も 人の抱える悲しみも
すべて消えてしまえ
殺しあうことや愛しあうことを繰り返して
大切な人の手を握る 変わらない世界
それでも僕は生きなくてはいけないとあなたに
声を枯らしながら叫んだ
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