[a]
真夏の夜には夢を見てしまう
星屑が落ちるような夢

真白な世界に迷い込んだなら
僕のほうへと歩いて来て

[a]
星の囁きに溶け込んでゆく
サンドグラスは時を忘れて

月の目映さが世界を変えたら
きみの話を、聞かせて

[b]
言葉がひとつ、またひとつ
空に溶けてく　解けていく

[s]
スターテイル　思い出してごらん
夜空の　本棚を探して
そっと　表紙をめくれば
星の物語が

スターテイル　優しくなぞっていく
浮かんだ　言の葉に乗せて
そこは　ふたりだけの国
また君に会えたね


[a]
宇宙(そら)の湖に映り込んだなら
ステンドグラスが色を変えて

夜の明るさは、きみのせいだよと
少しおどけてみせたよ

[b]
世界が少し、また少し
空が明けてく、褪めてゆく

[s]
スターテイル　忘れないでいてね
涙は　星空に還して
きっと　表紙をめくれば
きみの物語が

スターテイル　目を瞑ればいつも
そこは　僕だけの世界
さよなら　夢のような話

fin.(おわり)とは、言わないで


[s]
スターテイル　思い出してごらん
夜空の　本棚を探して
そっと　表紙をめくれば
星の物語が