さむぞらに昇る白い吐息
ふと途切れたのは口づけのせい
凍て風無情に名残奪う
指先からめて空涙(そらなみだ)

露の間の恋遊び
募る思いには気づかぬふり
誰を重ね何思う刹那の人よ



狂い咲いた薄紅梅の
散らし模様が熱灯して
薄ら寒月光涙照らす
やわらうつむいて面隠し(おもかくし)

刹那の戯れと知り
とどめられぬ思い徒花よ
薄氷(うすらい)の胸につもる恋の細雪(ささめゆき)



その胸にも薄紅梅
咲かせてあげるわ我が心
刹那の戯れの中 永遠を願う

募る思い牡丹雪
雪解けの季節はまだ遠く
独り寝のつめたい部屋

吹雪く音を聴きぬくもり思い出す

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しんしんと

冬と実を結ばない恋をテーマにした歌。

閲覧数:83

投稿日:2010/11/29 22:13:52

文字数:276文字

カテゴリ:歌詞

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